2006年12月18日号(号外)
風邪の原因はウイルスの感染
風邪には、一般に「風邪症候群」といわれる「
普通感冒
」と、「
インフルエンザ(流行性感冒)
」があります。どちらもウイルスによる呼吸器の感染症で、風邪をひきおこすウイルスは、現在発見されているだけでも約120種類あるといわれています。
疲れがたまっていたり、寒さや冷えで、体の抵抗力が弱くなっていると、ウイルスに感染しやすくなります
。冬は寒さのため抵抗力が低下することと、気温が低く乾燥する冬の環境が、ウイルスの繁殖に適しているため、風邪にかかる人が増えます。
インフルエンザは普通感冒に比べて感染力が高く、症状も激しいことが特徴
です。
最近は検査ですぐにインフルエンザかどうか調べられますし、抗ウイルス剤も効果があります。症状が出たら早めに受診しましょう。他人にうつさないことも大切です。
予防のコツ・・・・・免疫力を上げよう!
1.適度な運動
適度な運動を楽しみながら行うことは、免疫力をアップします。ただし、
激しい運動は体内の活性酸素を増やすため、免疫細胞の機能が低下する
ので、ご注意を!
2.ストレスをためない
お笑いを見たり、歌って踊ったりすると、免疫力が高まります
。実際に、お笑いのビデオを見る前と後や、聖歌隊が「レクイエム」のリハーサルを行う1時間前と後で、免疫グロブリン(抗体として作用する蛋白質)等の血液検査を行うと、体内免疫物質の量が著しく増加したという研究データもあります。
3.ビタミンやミネラルを摂る
果物や野菜をたくさん摂れば、免疫力が上がる
といわれています。通常の食事で不足しがちな人は、サプリメントや野菜ジュース等で補給を!
4.うがい、手洗い
周囲で風邪が流行り始めてから慌てるのでなく、
日頃からうがいや手洗いを励行しましょう
。人混みに出る時はマスクの着用も効果的です。
*あなたに当てはまる項目をチェックしてください*
*
免疫力チェックリスト
*
1.
疲れが残りやすい
2.
口内炎ができやすい
3.
下痢しやすい
4.
風邪をひきやすい
5.
手足や体が冷えやすい
6.
タバコを吸っている
7.
普段からあまり体を動かさない
8.
二日酔いしやすい
9.
野菜や果物をあまり食べない
10.
心配性、神経質とよく言われる
*
*
■□■ 判定基準 ■□■
●0〜1 …
すごい!
あなたの免疫力はハイレベル!
●2〜4 …
要注意!
このままだと免疫力がどんどん低下してしまう!!
●5以上 …
やばいっ!
免疫力がかなり低下している!!!
それでも、風邪をひいてしまったら・・・・・治療のポイント
1.休養
ひき初めのうちに休養をとります。
安静が第一の薬です。
2.保温
室温や衣服で暖かさを保ちましょう。
3.栄養
バランスのとれた、消化のよい食事を摂り、暖かい飲み物などで水分をたっぷり補給しましょう。
4.加湿
室内が乾燥しているとウイルスが繁殖しやすい
ので、
加湿器などで湿度を高くする
と良いでしょう。
5.入浴
軽症の時は、体を温めることは免疫力を高める、という意味では効果がありますが、
体力を消耗するので控えたほうが良い
でしょう。
もし入る場合は、短時間で、入浴後は湯冷めに十分注意して入りましょう。
6.薬
対症療法が中心です。インフルエンザの時は、抗ウイルス剤が投与されますが、
いわゆる抗生物質は風邪には効きません
。病院で、抗生物質が処方されることがあるのは、気管支やのどや鼻の粘膜で、二次感染がおきたときの治療の為のものです。また、よく病院で早く治したいので、点滴でも一本打って欲しいと希望される患者様がいらっしゃいますが、
風邪は注射では治りません
。病院で点滴注射をするケースは、食事が摂れなかったり、高熱で脱水症状をきたしている場合の栄養や水分・電解質の補給のための点滴であったり、肺炎等の細菌感染を合併した際の抗生物質の点滴です。
7.お酒・タバコ
タバコや深酒は、風邪を悪化させますのでやめましょう。
8.サプリメント
ビタミンCを多めに摂りましょう。
ベースサプリメントに加えて摂ります。
風邪を引いている時は、2,000mgくらいまで追加して摂ったほうが良いでしょう。
ビタミンCは、水溶性ビタミンなので、体内にとどまる時間はせいぜい3時間程度です。
1日の目安量を一度に摂らず、何度かに分けて摂りましょう
。βカロテンも抗酸化力が強く、風邪の予防に効果的です。普段便秘がちで、ファイバーを取っている人は、風邪により下痢気味になった場合は、摂取を控えましょう。
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