睡眠時無呼吸症候群

▲睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

睡眠中に10秒以上の呼吸停止が、1時間あたり5回以上ある状態を「睡眠時無呼吸症候群」(スリープ・アプニア・シンドローム[SAS:Sleep Apnea Syndrome])といいます。
 これは、気道の閉塞などが原因で、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気です。

睡眠時無呼吸症候群と通常の呼吸の違い
睡眠時無呼吸症候群 通常の呼吸

 睡眠中には上気道筋肉の緊張の緩みがみられ、こうして狭くなった気道に空気が通るといびきが発生します。さらに筋肉が弛緩して上気道が完全に閉塞すると呼吸が止まってしまいます。このため窒息と同じ状態になり、血中の酸素濃度が低下します。やがて、無呼吸は激しい呼吸の再開とともに終わります。この呼吸の停止と再開が多い人では一晩で数百回も起こり、眠っている脳に無意識の覚醒をもたらし、このために十分な睡眠が妨げられるのです。また、無呼吸による低酸素血症が、心臓などに負担をかけます。
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睡眠時無呼吸症候群に
なりやすい方
  • 太っている人
  • 首が短く太い人
  • あごが小さい人
  • 舌や軟口蓋が肥大している人

  •  睡眠時無呼吸症候群は決してまれな病気ではありません。一般人口の2%に認められるといわれ、小児にもおこります。

    ▲いびきは睡眠時無呼吸のサイン
    睡眠時無呼吸症候群検査室 blank
     この病気の患者さんの多くは、いびきをかきます。
     「いびきをかいてよく眠っている」と言われますが、実はいびきをかいている時は余りよく眠れていないことが多いのです。
     脳波を分析してみると、いびきをかいている時は睡眠が浅く、体の疲れが取れるような深い睡眠は得られていません。深い睡眠を得られないことから、集中力の低下、倦怠感、昼間に眠気が強い、朝の目覚めがすっきりしないなどの症状があります。
     …あなたのそのいびきは大丈夫ですか?

    ▲SASは合併症まで引き起こす!?

     睡眠障害だけではなく、睡眠時に息が何度も止まると血液がドロドロになりがちで、心臓の機能にまで影響を及ぼしかねません。この病気によって夜間の酸素不足が酷いと不整脈をおこしたり、心不全の原因になります。
     中等〜重症(1時間あたりの無呼吸が20回以上に達する)になると寿命が短くなり、7〜8年後には20%〜30%の人が死亡すると報告されています。死亡原因の多くは、心筋梗塞や脳梗塞です。

    合併症になりやすい病気
    狭心症(激しい胸の痛み) 心筋梗塞 脳梗塞 高血圧 高脂血症 動脈硬化 不整脈


    SAS度チェック 睡眠時無呼吸症候群検査